アメリカの0~19歳の死因、8位が新型コロナ。病死に限れば5位。感染症または呼吸器疾患では1位。

以下の調査によると、アメリカの0~19歳までの小児および若年者において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は全死因の8位、疾病関連死(不慮の事故、暴行、自殺を除く)の5位、感染症または呼吸器疾患による死亡の1位を占めたとのこと。COVID-19による死亡は、この年齢層の死亡の2%にのぼります。

COVID-19 as the Underlying Cause of Death Among Individuals Aged 0 to 19 Years in the US
This cross-sectional study evaluates whether COVID-19 is among the top 10 causes of death in children and young people aged 0 to 19 years in the US.

以下の記事で紹介した通り、若年層が新型コロナに感染すると、さまざまな病気になるリスクが上がるという可能性を示す研究もあります。コロナ罹患後、年月が経過してから様々な後遺症が顕在化することだって考えられるでしょう。病気や後遺症で学習や交流の機会が奪われれば、小児や若年者の人生に大きな影響が及びます。

日本では最近、学校におけるマスク着用ルール撤廃についての議論が交わされていますが、この結果をみれば、やはり会話を伴う状況、屋内で距離が取れない状況では、マスクは必要でしょう。

なお、若年の新型コロナ死者のうち飛びぬけて多いのが、以下のグラフで分かる通り0歳児です。

0歳児を新型コロナから守るには、以下の記事で紹介した通り、妊婦へのコロナワクチン接種が効果的です。もちろん、0歳児の周囲の人がコロナワクチンを接種し、マスク・3密の回避・手洗いなどの基本的な感染対策を行うことも重要です。

参考(随時追加)

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