新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチン、接種するには前回の接種から「5か月以上」の間隔をあける必要がありました。これが、10月21日から「3か月以上」に変更されるとのこと。
「オミクロン株対応ワクチン」接種間隔を3か月に あすから運用 | NHK
【NHK】新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンで行われている3回目以降の接種について、厚生労働省は21日以降、前回の…
高齢者の多くは、今年の7月ごろに4回目を接種しているので、5か月間隔となると早くて12月、予約状況や予定などにより、人によっては年が明けてから接種、ということになりそうでした。それでは、年末年始の人と接触が増える時期に間に合わないので、発症者・重症者が増えるのではないかと思っていたのですが…3か月間隔なら多くの高齢者が12月上旬ごろまでにはオミクロン株対応ワクチンを接種できそうですね。なお、アメリカでは接種間隔「2か月以上」で9月から接種が可能となっています。安全上の問題も出ていません。
接種間隔が短縮された背景には、これから年末にかけて新型コロナ第8波が予想されること、およびインフルエンザとの同時流行が懸念されていることがあるようです。アメリカなどではBA.5に代わってBQ.1など別の株が増えつつあり、感染力が増していることがうかがえます。従来型ワクチンを打った人、すでに新型コロナに感染した人にも、こうした変異株は感染しやすくなっているでしょう。なので、オミクロン株対応ワクチンの接種を早く進めるに越したことはありません。12歳以上の多くの人が接種することで、第8波の被害を縮小することができると思われますが…若年層を中心に「もう2回打ったから、3回目は様子見」といった人が増えていることが気がかりです。
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