“8割おじさん”西浦博教授、来年2月までに800万人が感染と試算

京都大学の西浦博教授が、来年2月までの「第8波」で800万人程度が感染する一方、ワクチンの接種が順調に進めば感染者数を30%近く減らすことができるというシミュレーション結果を出されたとのこと。

「第8波」800万人感染の試算 ワクチン接種で3割減も 西浦教授 | NHK
【NHK】新型コロナウイルスの次の感染拡大「第8波」の見通しについて、京都大学の西浦博教授は来年2月までに800万人程度が感染する…
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221027/k10013872171000.html より

新型コロナワクチンの追加接種が進むほど、感染者数も入院者数も減るという試算結果です。しかし、どうも世間には「2回打ったけど、重症化する人が少ないし3回目は様子見」といった人も少なくないようで、どれほど接種が進むか不安があります。また、5~11歳の接種率は20%台と低迷しており、すぐに接種率が上がることは期待できなさそうです。第7波でも多くの死者が出ましたし、このままの状況では第8波でさらに多くの重症者・死者が出るのではないでしょうか。

とくに、ワクチン接種率の低い子供については、この夏と同様、数十人を超える死者が出てもおかしくありません。もちろん、その中には基礎疾患のない、今は元気に過ごしている子供も含まれます。

なんらかの事件・事故に巻き込まれて子供が1人命を落とした場合、連日報道され、世間の注目を浴び、多くの人が「2度とこのようなことが起きないで欲しい」と願います。しかし、ワクチンを打たずに何十人もの子供の命が失われても、多くの人はあまり気に留めないようです。やはり、いくら数字を見せられても、その悲惨さを想像できる人は少ないのかもしれません。やはり「苦しい思い、痛い思いをしている子供がいる」「それで嘆き悲しんでいる親がいる」と想像しやすいストーリーを聞かされないと、酷さを認識できない人が大半なのでしょう。

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