ジョージ・ワシントン大学の関係者(学生・教職員を含む)のCOVID-19患者1,338人を対象とした、コロナ後遺症の有病率と予測因子に関する調査結果。要点は以下の通りです。
- 陽性判定の30日後にコロナ後遺症だったのは36%
- コロナ後遺症が多く見られたのは、主に以下の人々。
- ワクチン接種を完了していない人
- 女性
- 元/現喫煙者
- COVID-19で急性症状が発生した人
- 症状数が多かった人
Postacute Sequelae of SARS-CoV-2 in University Setting
Postacute Sequelae of SARS-CoV-2 in University
以下は、要旨のDeepL翻訳です。
SARS-CoV-2感染の急性後遺症は、一般にlong COVIDとして知られ、COVID-19生存者の10%~80%が罹患すると推定される。2021年7月から2022年3月にかけて,米国ワシントンDCの大学関係者のCOVID-19症例1,338例から,long COVIDの有病率と予測因子を検討した。症例は、最初の陽性結果の30日後に、long COVIDに関する質問を含む機密電子調査によりフォローアップされた。long COVIDの有病率は36%であった。長いCOVIDは、基礎疾患がある人、ワクチン接種が十分でない人、女性、元/現喫煙者、急性COVID-19症状を経験した人、症状数が多いと報告した人、医療を求めた人、抗体治療を受けた人でより多くみられた。大学関係者の長期にわたるCOVIDを理解することは、症状が継続している人を支援し、既存のサービスを強化したり、メンタルヘルス、運動プログラム、長期健康調査などの他のサービスを紹介したりするために不可欠である。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/29/3/22-1522_article
この調査でも、やはりコロナワクチン接種は後遺症リスクを下げる、という結果がでました。また、「煙草を吸っている人の方が新型コロナになっても軽症で済む」などという妙な発言をしている医師がいますが、この調査結果からもまったくのデタラメであるのは明らかでしょう。
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