「行動制限のない年末年始」が終わり、やはり新型コロナ患者が急増。病床ひっ迫・救急搬送困難事例最多・死者急増など、酷い状況に。

年末年始の休みが終わり、やはり新型コロナ患者が急増してきました。1月6日の厚労省発表死亡者数も456人と、過去最高を更新しています。

ワクチンの効果もあって、新型コロナに感染しても重症化・死亡する確率は下がっています。既に多くの死者を出しつつ、大多数が感染してしまった他国とのバランス、そして経済への影響を考えれば、もう行動制限は難しいでしょう。とはいえ、日本にはまだ未感染者が多く、高齢化率も高いので、基本的な感染対策を行うことを前提とした「制限のない年末年始」であるべきなのですが…実際は「もう色々と気にするより、コロナ感染してもいいか」と考え、忘年会などで深夜まで飲み歩くなど、コロナ前と同じように過ごした人も多かったようです。新型コロナの感染者が増えれば、確実に重症化する人、死亡する人、後遺症に苦しむ人は増えますし、救急現場がひっ迫して急性期の患者の命も失われるのですが、そこまで思いを致して行動できる人というのは限られているのでしょう。

多くの人が休暇を楽しんだ一方で、救急搬送困難事案は最多を更新し、病床もひっ迫するなど、救急・医療現場はますます酷い状況になっています。一部に「コロナ(オミクロン)は、ただの風邪」という風潮がみられますが、全く事実ではありません。

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