XBB.1.5に対する懸念の声、さらに高まる(2023-1-4時点)

年末から年始にかけ、多くの医療者・研究者の先生から、XBB.1.5に対する懸念の声が出続けています。

  • XBB.1.5の免疫逃避能は従来のXBBと同程度だが、ACE2への結合能が高い。これにより、感染性が高まっていることが考えられる。
  • ブースター接種による免疫や、ワクチン+感染によるハイブリッド免疫により、BA.2やBA.5に対する抗体はできたが、XBBに対してはあまりできない。
  • XBB.1.5の高いACE2結合能が、今後さらなる免疫逃避変異を惹き起こす恐れがある。

相変わらず、ネット上にはワクチンに関するデマが多く見られますが…いずれ日本でもXBB.1.5が蔓延することは間違いなさそうなので、オミクロン対応の2価ワクチンを打っていない人は、早く打つべきでしょう。重症化予防効果がある程度は期待できるでしょうし、厄介な変異が出現する確率を下げることにもつながります。もちろん、適切なマスク着用や3密回避などの対策も継続する必要があります。

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