新型コロナ感染後、体調不良が無くても心血管疾患のリスクが高まることが明らかに。

新型コロナウイルス感染症から回復して体調が戻った後も、安心はできないようです。以下の記事にある通り、感染者の健康状態を追跡したところ、自覚症状がなくても心血管疾患のリスクが高まるということが、国内外の調査で判明しています。

新型コロナ後遺症 ひそかに上がる心血管疾患リスク - 日本経済新聞
2022年9月に入って、新型コロナウイルス感染症の日本国内の累積感染者数は2000万人を超えた。ほとんどの人は回復済みだが、この感染症が厄介なのは回復後に一部の人で後遺症が残る点だ。感染者の健康状態を追跡した国内外の調査からは、自覚的な体調不良がなくても心血管疾患のリスクが高まることがわかってきた。日本循環器学会などが...

新型コロナにかかると血管にダメージがある、ということはコロナ蔓延のごく初期、2020年3月ごろには既に言われていましたが、心臓の血管にも影響を及ぼし、心機能を低下させるというのは、厄介なことです。新型コロナに感染して「ひどい風邪」程度で治ったと思っている人でも、心血管にダメージを受けており、将来的に心筋梗塞になる確率が上がっている、ということは十分にあるでしょう。

やはり、新型コロナは確実に寿命を縮める疾患だと思わされます。新型コロナに感染後、集中力がなくなった、簡単な計算ができなくなったなどの症状を訴える人もいるので、心臓だけでなく脳への影響も気がかりです。いずれにせよ、繰り返しかかることでダメージが蓄積されるかもしれず、とにかく感染を避けること、ブースター接種までワクチンを打つことで、リスクを下げるしかありません。

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