小児の新型コロナに関連する神経系合併症に関する研究。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した小児の神経系合併症に関する新たな研究結果が出ています。

COVID-19 and Acute Neurologic Complications in Children
This cross-sectional study of 52 children’s hospitals examined the prevalence, outcomes, and factors associated with neurologic complications in children with c...

新型コロナで入院した0~18歳15137例のうち、1060例(7.0%)に神経系合併症の併発診断があったとのこと。頻度の高かった神経系合併症は、熱性けいれん(3.9%)、無熱性けいれん(2.3%)、脳症(2.2%)。

もちろん、元から神経系に疾患があればリスクは高いですが、基礎疾患が無くても、新型コロナにかかった子供がこうした症状に見舞われ、急速に悪化して重症化、場合によっては死亡という例も出ています。オミクロン優勢期になってから、小児の熱性けいれんが多いという話もあります。決して「オミクロンは弱毒になったから心配無い」などという話を信じて軽視すべきではありません。発症してからでは手遅れであるケースも多いので、子供の周囲にいる人も含めた新型コロナワクチンの接種、マスクの着用、3密の回避といった感染・発症対策をしっかり行うのが、子供の命と健康を守るために一番の策でしょう。

参考(随時追加)

コメント