新型コロナ(オミクロン)に感染していた人が、感染に気づいていた人の割合に関する調査。重症者・死者・後遺症患者が多く出ている一方で、半数以上が感染に気づかず。

新型コロナは、世界中で多数の重症者・死者を出してきました。その一方、新型コロナウイルスに感染しても無症状の人、「軽い風邪」で済む人も多くいるということが、蔓延初期から指摘されています。以下は、カリフォルニア州ロサンゼルス郡において「オミクロンに感染した人が、自分が感染したと認識している割合」の調査結果です。感染したかどうかは、血液検査により「N抗体」を調べています。

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2795246

調査の結果、56%がオミクロンに感染したことに気づかなかったとのこと。

これほどの人が気づいていないのですから、新型コロナの急速な蔓延を防ぐには、やはりマスク着用や3密回避などの予防をすべての人が行うのが重要、ということになります。とくに、新たな変異株があらわれて感染が拡大している時期には、予防措置を義務化することも必要でしょう。そうしなければ、重症者が急増し、治療もままならない状況となってしまいかねません。多くの人が予防に努め、感染者の増加スピードを下げる努力をしている間にワクチンの追加接種を進めることが、感染拡大時に可能な一番の策であるように思われます。

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