「新型コロナは何度でも感染する」ということを知らない人、少なくないようです。ニュースも見ないような人が、そういった思い込みをしているのでしょうか。親がそういうタイプだと、割を食うのは子供ですね。
既に新型コロナは、世界中で推定1500万人の死者を出しながら蔓延してしまいました。「ゼロコロナ政策」を続けてきた中国も、昨年12月初旬から方針を転換し、国民に一気に感染させる方針のようです。そして日本は、「適切なマスクの着用」「３密の回避」「感染者の隔離」などにより、他の主要国に比べて対人口の感染率・死亡率が大幅に低い状態を維持してきましたが、4月からコロナは「5類」となり隔離の規定も無くなるため、いずれは諸外国のようにコロナに繰り返しする社会へと変わっていくでしょう。これは世界の潮流からして、いたしかたない部分もありますが、政府は「マスクの着用」まで見直すと言い始めており、そうなれば感染者、再感染者の急増、それによる重症者・死者の増加は避けられないと思われます。
となると日本においても、新型コロナが流行するたびに、子供を含む多くの人が再感染しつづける、ということになるでしょう。こうなると、複数回感染した人、とくに子供への影響がどう出るかが気がかりです。新型コロナは、脳を含むあらゆる臓器に感染するという研究結果もあり、さまざまな後遺症を惹き起こしています。「感染したけど普通の風邪と変わらなかった」と油断して何度も感染すれば、ダメージが蓄積して重症化したり、若い頃から持病を抱えるといったことも十分にありえます。とくに、これから成長する子供への影響が気がかりです。保育園・幼稚園・小学校に通う子供は、いくら気を付けても感染が避けがたい状況になることは間違いないでしょうし。
こうしたことを考えあわせれば、やはり子供への新型コロナワクチンの接種は、もっと広まるべきでしょう。ワクチンの接種により、新型コロナウイルスに感染しても重症化するリスク、後遺症のリスクが低くなることは多くの研究で明らかです。新型コロナに再感染しつづけるリスクを理解し、子供へのコロナワクチン接種を行う親が増えて欲しいと思います。
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